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目撃内容 その34
「乱歩R 怪人二十面相 後編」
脚本=丸山智子 長川千佳子
おすすめ度★1/2

三代目明智小五郎 藤井隆 澤村鈴子 藤谷美和子
小林芳雄 大滝秀治 平野刑事 南野陽子
雷道所長 岸辺一徳 美咲 藤崎奈々子
帆音ユキ 本上まなみ 国分 麿赤兒
堀越警部 筧利夫

つまり、こういうこと?
(雷道証言)
私が二十面相ファンなんかやってなかったらあるいはおもしろかったのかもしれないです。
ディスプレイ殺人なんか衛生博覧会や菊人形展に展示された死体を彷彿とさせたし、鈴子の殺人の動機付けもおもしろかったんですが、「二十面相」を人間の負と陰の部分として定義されてしまったことで力が抜けてしましました。二十面相を人間心理の二面性と読むオチも考えなくはなかったけど、さらに二十面相が人殺しでなきゃなんでもいいと思ったけど、でも結局納得がいかないんです。イヤな視聴者〜。

「二十面相」という字面的には確かに光と陰の二つの相反する要素の重なり合い、光あるところに陰があるというふうに読めないこともないのですが、でも、私の中では違うんです。二十面相は闇社会の人だけど、稼業に似合わずご本人はきわめて快活で明るく探偵さんよりもずっと裏表がなく、天衣無縫、天真爛漫・春爛漫な人柄なのに、闇だとか陰だとかマイナス・イメージで語られても承服しかねるのです〜。理性は許しても感情が許さないってクチでして。ちゃんとシリーズ読んで二十面相がどんな人だか知って脚本書いたのかしら?と疑ったりなんかして。きっと以前やったたけしの暗〜〜い二十面相の影響でも受けてるに違いない!と邪推してます。二十面相の名前にマイナスイメージがつくのはイヤだなあ・・・。誰の心にも闇の部分は存在するって言いたいのはわかります・・大変よくわかります。わかるけど、わかるんだけど、何故二十面相=闇の心なんだ?エンドレス・・。根本的にこの番組の趣旨と私の感情は相容れないってことでしょうか〜。なんのためにまるまる2ヶ月もつきあってきたんだか。

百歩譲って二十面相=誰の心にも潜む負の心として。

すごい展開でしたねぇ。雷道所長=二十面相ではないとはうすうす感じていたものの、まさか、三代目の実父だったとは。雷道≠二十面相と思った時点で雷道≠三代目の実父の線はないと思っていましたから。少なくとも伊織(三代目の母)か二代目(正義)あたりが二十面相の血を引いているのだろうと思ってました。(とにかく三代目には二十面相の血が入ってると思ってましたもので) ところが蓋を開けたら二十面相は観念の比喩で実体はなく、そのかわり雷道と2代目と明智の娘・伊織とのドロドロ昼メロ三角関係がどどーんと暴露され牡丹と薔薇もびっくり! 三角関係の一点、雷道所長は底なし沼のような暗い闇を心に巣くわせた人物で、明智伊織を死に追いやった真犯人。雷道の話によると、伊織が本当に愛したのは雷道で、二人は互いに想い合っていたが初代明智の意志には逆らえず、伊織は泣く泣く正義を伴侶と決めたものの、結婚直前に雷道と契りを交わし小五郎ができた、と。二人の子供も生まれたことだし、正義と別れて一緒になってくれという雷道の言葉に伊織は首を縦に振らず、愛しさあまって雷道は伊織を永遠に自分のもとに留めおくために殺して凍りづけにした、ってことらしいです。ただ、雷道の言葉をそのままうけとっていいかどうかに疑問が残るわけで。雷道の話はストーカー男が切れて究極まで到達した妄想に似てなくもない。そう、まるで誇大妄想狂のストーカー犯の告白のようです。雷道所長、事実を歪めて自分のいいように解釈しているだけかもしれないと思ってしまう。でも、ここまで来たら雷道のいうことが本当だったほうが、名探偵明智も自分の娘の心までは見抜けなかったということでおもしろいと思います。しかし、続編でもない限り真実は永久に藪の中ですね。
そうそう、三代目藤井は今回が一番よかったな。最後の依頼を引き受けるシーンの表情は明らかに今までとは違う「探偵」の顔をしていました。それと・・・事務所の壁に掛かっている「行動予定表」から「雷道」の名前が消えていたのを発見したときはさすがに寂しさを感じてしまいました。所長のところだけ赤で目立ってたぶん、なくなると目に付くものですね。・・・わたしはやっぱり雷道が二代目二十面相で、あの渋い声で「また会おう、明智君!」と言い捨て、事務所の窓から颯爽と一人乗りプロペラを背中に付けて飛び去っていく姿が見たかった・・・。
何はともあれ、丸2ヶ月間充分楽しませて貰いました! お疲れ様でした。

すっかりわすれていたんだけど、公式パズルのヒントってどのあたりがヒントになってたんだろう。いまだにわかりません・・・。

関連記事 当HP内「二十面相談話室」:2004/03/07,15,16
2004年3月15日

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