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目撃内容 その28
「乱歩R 陰獣」
脚本=丸山智子 長川千佳子
おすすめ度★★

三代目明智小五郎 藤井隆 小山田静子 高橋惠子
小林芳雄 大滝秀治 寒川浩太郎 金子昇
雷道所長 岸辺一徳 松山純子 白石美帆
帆音ユキ 本上まなみ 小山田六郎 黒部進
堀越警部 筧利夫

「禁断の快楽 屋根裏の陰獣」  なんだか変なサブタイトル。でも一応、番組がやろうとしている内容はわかります。

なんと(驚いたことに)今まで放送された中で一番まともだったような気がします・・・。これってすごい錯覚なのかなあ・・・?いままでのがしょうもなさすぎたから、ちょっとまともだととってもよく見えてしまう類の現象でしょうか? だとしても、小山田夫人に高橋惠子をキャスティングしたのは当たったと思います。小山田夫人には触れなば落ちん風情、謎めいて美しく、日陰の花を思わせる背徳の匂いが欲しいわけなんです、わたし個人として。高橋惠子は十分、私の静子夫人のイメージにあってました。トレンディ・女優や巨乳アイドルが視聴率稼ぎに担ぎ出されなくて本当によかった。アイドルに赤い襦袢の隠微な美しさは出せません。
ここでは、原作の寒川先生を「警備員の寒川」と「三代目明智」に役割分担させたようですね。寒川を明智に変換するわけもいかないし、明智を出さないわけもいかないしで苦肉の策と思われます。このドラマが三代目主役ということでそうなったんですね。それはしょうがないと思います。が、原作では寒川が小山田夫人と大江春泥の関係を推理し、真実に迫っていく過程が一番の見所なのだから、三代目にもそのあたりの雰囲気を出して貰いたかったです。結果は安直な成り行きと結末でした。残念。特に寒川のナイフに自ら刺さりに行ったようにしか見えない三代目なんか、例えるならラブシーンの最中にその脇であがったばかりの魚がビチビチはねてるみたいで気分がそがれてしまいました(苦笑)。三代目の扱い、もうちょっとなんとかできないものなのかしら? それともあれが三代目のキャラクターということで納得するしかないでしょうか。とはいえ今回の話、ストーリーをもっと煮詰めて作ったら結構いい作品になったと思います。かなり惜しいです。ネット小説とか警備室からの監視とか設定的におもしろいなあと思ったし。(しかしよく考えてみたらインターネットねたは佐野・川島バージョンで使用済みだから二番煎じかも。) せっかくいい役者が出てるのに生かし切れてなくて俳優さんたちが気の毒。三代目役の藤井隆も。

さてと、今回の提議は「のぞき見は快楽か?」です。なにを今さら。源氏物語の時代から「透き見」はワクワクするものと決まっているのです。

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2004年2月16日

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