目撃内容 その23 「乱歩R 吸血鬼」 脚本・演出=林 誠人 おすすめ度★1/2 |
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「吸血鬼に呪われた菅野美穂」、が今回のサブタイトル。サブタイトルに入る俳優or女優名が宣伝のひとつになってるんですね。 先週もそうでしたが、原作とはまるで違う話になってます。いっそ気持ちがいいくらいに別物でした。それならそれで見る方も割り切って楽めます。 見所は倭文子(菅野)の確信犯的魔女ぶりでしょうか。それと馬場(加勢)のエッフェル塔のようなロンドンブーツ。足の長さに対して体のバランスが悪いはずなのに、何故かバレない2年間・・・。このすばらしいご都合主義は限りなく原作よりなのですよ。小林老人じゃないけど、ご都合主義は二十面相もよく使った手です。でもドアの後ろに隠れたのは二十面相だったかなあ? 「いけない!小林を助けなければ!」事件(怪奇四十面相)のとき、小林少年が使ったような? 二十面相はぺっぽこなりにもうちょっと凝った消失マジックだったと思います。後で調べてみよう。 とにかく、先週よりはおもしろかったです。早くもドラマの方向性に慣れたようです。 来週の予告で二十面相の名が出てましたが、伏線でもはいるのでしょうか? 小林少年よりかなり年上だった二十面相が生きているとも思えないので、2代目か3代目くらいになるんでしょうね。「謎のOL」のユキか、 「金にうるさい謎の多い」雷道所長だったりしたらおもしろいんだけど。(でも女優の二十面相は理性が許しても感情が受け付けないのでそれだけは止めて貰いたいのです) 雷道所長だったりすると、三代目を見守るかつてのライバルなんて感じでいいと思うんだけどなあ。一番ありそうにない堀越だったりしたら腰抜かすぞ、私は。・・ それにしても二十面相はいったい誰が〜?それを考えると夜も眠れなくなっちゃう(嘘です) そうそう、今回の命題は「倭文子の最後の笑みの意味はなに?」で、「私の思いとおりになったわ」か「思いも寄らずすべてが手に入ったわ」、の二者択一でした。最初からと言わないまでも途中から事件の真相は気がついていたようだから、あとは逆手にとって「私の思いとおりになったわ」のほうがハマると思います。 |
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2004年1月19日 |