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目撃内容その15
「少年倶楽部〜甦る名作の世界〜」
講談社野間記念館
(展示終了)

怪人二十面相/挿し絵 小林秀恒
少年探偵団/挿し絵 梁川剛一

 野間記念館は椿山荘の近く、閑静な住宅街に所在する。記念館も元初代社長野間清治氏の自宅だけあって、「記念館」というよりどこかのお屋敷風門構え。うっかりしてると見逃してしまう。
 さて。今回、おもしろくて為になる「少年倶楽部」の挿し絵、ポスター、付録の展示が当館で行われた。「少年倶楽部」といえば「怪人二十面相」のホームグラウンド。もちろん、二十面相、明智小五郎の挿し絵もある。「怪人二十面相」の小林秀恒、「少年探偵団」の梁川剛一の挿し絵だ。「ロマノフの宝石」を狙ってボルネオ帰りの羽柴壮一氏(30歳)に変装して宝石箱をのぞき込む二十面相、(タイトルと著者名が直接挿し絵に書き込んであるのは驚き・・。小林氏自身が書いたのかな)マンホールから姿を現す二十面相、犯人を追いつめる明智小五郎など数点。小林秀恒の明智小五郎はギリシャ彫刻のアポロンのように眉目秀麗。二十面相でなくても一目惚れしてしまう。マントにシルクハットの二十面相もなかなかのもの。出典作品はモノクロで数も少ないが、印刷に出ない細やかな線が間近に見ることができたのは儲けものだった。二十面相ものだけでなく、梁川剛一はカラー絵もいい。カラーのほうが本領発揮かな。また伊藤彦造(左の写真・少年剣士のカラー絵参照)、山口将吉郎(神州天馬侠)なども美麗で優れた芸術品といえ眼福だった。

    
2002年3月2日

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