さよならローマ さよならイタリア


朝。イタリア最後の朝〜。

モーニングコールは早めの5時45分。飛行機の時間が10時なのでゆっくりしている暇がない。バケージダウンと朝食開始が同時の6時30分、集合時間が7時15分で出発が7時25分。今日は非常に慌ただしい。

←重厚感のあるダイニング。ツアーで一番見栄えのいいダイニングでした。

きれいに並べられたブッフェ。
人も少なく悠々と朝食を頂きました。

ゆっくりしている暇もなく迎えのバスに乗って空港へ。




ホテルの部屋から見える風景 ホテル・リージェントのレセプション






ローマ空港



ローマ空港 (スーツケースをグルグル巻きにする人たち

ローマ空港 その2

ローマの空港で不思議な光景を見る。
スーツケースをビニールシートでぐるぐる巻にしてしまう装置があってそれを利用する人が結構多いのだ。(右上画像) 聞くところによると、ロシア行きは盗難が多く、スーツケースもこじ開けられて中のものが盗まれるらしい。そこで簡単に開かないようにビニールシートで真空パックしてしまうんだとか。こんな装置まであってお金払ってやってもらう人がいるということは、日常的に盗難が頻発しているんだと思う。

無くなるといえば、最近ではローマとシャルル・ド・ゴールでも荷物がなくなるらしい。(シャルル・ド・ゴール経由でトランジットしたとき、盗難っていうか、ロストバケージが大量発生っていうのは経験ある)。空港でドロボーでも飼ってんのかしら。
そんな盗難の多いローマの空港で我らがツアーにヴィトンのボストンバックをむき出しで機内預けにしてた猛者発見・・・。 それは狙ってくれといっているようなものでは。大丈夫なのか?

リベンジのレモンチェッロ、最後の免税店でお買い物

最後のイタリアの空港で私がしなければならないことと言えば、
カプリ島でつかまされた割れビンレモンチェッロの代替え用品をgetすることだ。ここでゲットしておかなければおみやげ物の数がヤバイのだ。

搭乗までのわずかな時間、免税店に走る。カプリで見たおもしろい形のビンは売ってなかったけど、同じくらいの値段でボトル一本買える。およそ100mlと750mlが同じ値段? この違いは品質にあるのかビンの造形によるのかわからないが、とにかくおみやげ用に一本確保。一安心。ついでに家用のも探す。どこぞの外国人観光客とおぼしき女の人も眉間に皺を寄せながらレモンチェッロを物色している。手頃な品は万国共通のようでお互い同じボトルを買い物かごへ。

レジまで行くと店先にレモンチェッロのバーゲンセール開催中の棚が! ちょっとちょっと、こっちのボトルのほうが安いわよ! それに750mlのボトルにおまけグラスが2個も付いてくる!!! 買いよ!買い!  素早く家用のボトルを元の場所に置いてきてセールの品を確保、レジに向かう。するとさっき一緒にボトルを見ていた彼女がセールの品を持って先にレジに立っていた。セールのボトルを見て顔を見合わせ思わず笑いあう。「あら、あなたもそれにしたのv」「もちろんよ、こっちのほうが安いし、グラスも付いてくるものねv」「当然よねv」

  帰りはモスクワ経由のJAL。もちろん、通路側をとってもらう。飛行機に乗ってもうろうろ歩きまわるのが好きなので(落ち着きが無いとも言うが)窓際に押し込められてしまうと大変なことになるのだ。私の隣は誰かな?と見てみると空席になってる。きっとロシアから乗り込むんだろう。しばらくの間は快適だ。

←機内の座席にあった安全説明書。涙マークがかわいくてつい撮影してしまいました。



モスクワ到着
1時40分(現地時間3時40分)モスクワ着。
バリバリの元共産圏だ。脳内イメージでは至る所にKGBがいて、ちょっとでもアヤシイ動きをみせたらしょっ引かれる恐い場所。写真撮影も制限されていて知らずに撮るとどっかから憲兵が現れて恐ろしい目に・・・。なーんて思ってたけど、いまでは全然違うみたい。乗り継ぎの客が集団で記念撮影してたけどなんにも言われなかった。

モスクワの空港内はこじんまりとした免税店がたくさん並んでいてブランド品からいかにもロシアっぽいものまでたくさんある。ロシア旅行に行ったわけでもないのにロシア土産が一通りそろってしまう。空港自体こぢんまりしているので、1時間もすると全部見終わってしまう。う〜〜〜ん暇だ〜〜〜〜!!!





 
機内食 その1

機内食その2。なんだかあんまりおいしくなかった。

暇な時間をもてあますこと1時間、ようやく搭乗開始です。自分の席に戻ってみると私の席にでっかい外国人のオジサンがどーんと座ってる。えーーー!? なにそれ、そこ私の席なんですけど。オジサン、席を間違ったらしい。

オジサン、自分の間違いに気づいて横の空席に巨体を移す。あーあ、席から身体がはみ出てるよ。申し訳なさそうに巨体を縮めて狭いエコノミーに収まって・・お気の毒に。エコノミーは巨体に向かない乗物なのだ。

長い長い飛行時間。機内食食べて寝て映画見て、これがまた行きと同じラインナップだからハリポタとキャシャーンと丹下左善とトイストーリーのエンドレス・・・さすがに気持ち悪くなってきた。






JALのCAさんはなかなか親切です。最近、CAさんも正社員でなく派遣だってきいてるけど、大変だよね。行きの飛行機ではCAさんが一人一人の席を回ってマイレージクラブに入らないかと丁寧に勧めてきたから入っちゃった。たぶん必要ないと思うけど、ノルマだったら協力してもいいと思って。っていうか、ルフトハンザCA「ツアー客の分際でマイレージなんか入ったってムダだろう。ペッ」的な不親切さに比べると信じられないような丁寧さが嬉しかった(キラリーン)。
日本時間朝8時、成田到着。

さわやかな朝なのだが、こっちは徹夜明けの気分。フラフラですーーー。

フラフラしながら荷物受け取りのターンテーブルで自分のスーツケースがくるのを待っていると、添乗員氏がやって来て例のヴィトンのボストンバックが行方不明になっいることを知る。どうやら積み残したらしく、まだローマにあるらしい。
ロストバゲージすると鍵を航空会社に預けることになるのだが、鍵あけて中見てどうしようっていうんだろう。紛失しているものがあったとしても本人でなければわからないだろうし、激しく謎である。

無事に出てきたスーツケースを取り上げ、お世話になった添乗員氏にあいさつして約1週間の南イタリア・ツアー、これにておしまい。

お疲れ様でしたv